古い車・過走行車の自動車保険は高い?16万km乗っても保険料は「等級」で決まる|見直しのコツ

維持費

「16万kmも走った古い車だと、自動車保険も高くなるんじゃないの?」

過走行のFJに乗っていると、車検や維持費と同じくらい、保険のことも気になります。でも答えはシンプルで、自動車保険の保険料は「車が古い・たくさん走った」というだけで高くなるわけではありません。決まり方を知っておくと、古い車ほどムダを減らせます。今日はその話を。

自動車保険料は何で決まる?「車の古さ」ではない

任意保険の保険料は、ざっくり次の要素で決まります。

  • 等級(ノンフリート等級。1〜20等級で、無事故を続けると上がって割引が増える)
  • 年齢条件・運転者の範囲(誰が運転するか)
  • 型式別料率クラス(車種ごとの事故実績で決まる。年式そのものではない)
  • 使用目的(日常・レジャー/通勤通学/業務)
  • 車両保険を付けるかどうか

つまり、対人・対物などの基本部分は「車が古いから」「過走行だから」という理由で勝手に跳ね上がるものではありません。長く同じ車に無事故で乗っているなら、むしろ等級が育って割引が効いているはずです。

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古い過走行車で本当に見直すのは「車両保険」

古い車で保険料に効いてくるのは、対人対物より車両保険です。車両保険の保険金額は車の時価額で決まるので、年式が古く過走行になるほど、設定できる金額もどんどん下がっていきます。

ここで考えたいのが、「下がった車両保険金額に対して、毎年の保険料は見合っているか」。16万km走ったFJのように時価が下がった車だと、全損になっても戻ってくる額は小さい一方、車両保険の保険料はそれなりにかかります。「車両保険を最小限にする・外す」という選択肢が現実的になってくるのが、過走行車の保険の特徴です。

過走行・古い車で保険を安くする4つのコツ

  • 車両保険の要否を見直す……時価が下がった車に厚い車両保険は割に合わないことが多い。外す・最小限にするだけで保険料はぐっと下がる。
  • 運転者の範囲・年齢条件を実態に合わせる……「誰でも運転OK」のままだと割高。実際に運転する人だけに絞る。
  • 使用目的を正しく申告する……通勤に使わないのに通勤設定のまま、などのズレを直す。
  • 更新のたびに複数社で比べる……同じ条件でも会社によって保険料は変わる。代理店型からネット型(ダイレクト型)に変えるだけで下がることも多い。

このうち一番効くのが、最後の「複数社で比べる」です。1社ずつ見積もると時間がかかるので、まとめて出せる一括見積もりを使うのが現実的です。

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古い車・過走行車こそ、保険は「今の乗り方」に合わせて見直すと無駄が減ります。同じ条件でも会社によって保険料は変わるので、まずは無料の一括見積もりで比べてみるのがいちばん早いです。

それでも、対人・対物はケチらない

保険料を下げたいからといって削ってはいけないのが、対人賠償・対物賠償です。ここは事故の相手への補償なので、古い車でも「無制限」が基本。車両保険は時価に合わせて軽くしても、対人対物は厚く。これが過走行車の保険の基本スタンスだと思います。

古い車を長く乗り続けるなら、保険は「いざという時のため」と割り切って、いまの乗り方に合わせて整えておくのが安心です。FJクルーザーは何キロまで乗れるのかを考えるのと同じくらい、保険の見直しも長く乗るための準備になります。

まとめ

  • 自動車保険は「車の古さ・走行距離」だけで高くなるわけではない(等級・型式別料率・条件で決まる)
  • 古い過走行車で見直すべきは車両保険(時価が下がるほど費用対効果が悪くなる)
  • 運転者範囲・使用目的を実態に合わせ、更新時は一括見積もりで複数社を比べる
  • 対人・対物賠償は古い車でも無制限が基本

「乗り潰すか乗り換えるか」を考えている人は、乗り潰しと3年乗り換えの年間コスト比較も判断材料にしてみてください。

実際いくらだった?我が家のFJは車両保険つきで85,390円

理屈だけだと分かりにくいので、実額を出しておきます。

  • 16万kmを超えたFJクルーザーの任意保険=車両保険つきで85,390円(更新時)

等級・年齢条件・使用目的は家庭ごとに違うので、この金額をそのまま自分に当てはめることはできません。それでも言えるのは、16万km超の過走行車でも、車両保険を付けたうえでこの水準に収まっているということです。

「古い車は保険が高い」と身構えていましたが、実際に高くしていたのは走行距離ではなく、車両保険を付けるかどうかのほうでした。逆に言えば、ここが唯一いじれるレバーです。車の価値が下がってきたタイミングで車両保険をどうするかは、一度考える価値があります。

削れるレバーは「車両保険」と「人身傷害」の2つ

保険料を下げたいとき、走行距離はいじれません。等級もすぐには動きません。実際に自分で選べるのは、付ける補償を減らすことだけです。

候補は2つあります。

①車両保険

これがいちばん大きい。車の価値が下がってきたら、修理代を自腹で出せる範囲かどうかで判断することになります。過走行車ほど、払っている保険料と受け取れる金額が近づいていきます。

②人身傷害保険

意外と見落とされがちですが、対人・対物を無制限にしているなら、人身傷害は外すという考え方があります。理由は2つです。

  • 家族以外の同乗者は、対人無制限のほうから補償される
  • 自分と家族の治療費は、高額療養費制度で自己負担の上限が決まっている(会社員なら傷病手当金もある)

つまり、公的な制度と貯蓄でカバーできる部分に、民間保険を二重にかけている状態になりやすいということです。

もちろん、貯蓄が薄いうちや、自営業で傷病手当金がない場合は話が変わります。「公的保険+貯蓄でどこまで耐えられるか」を先に確認してから決めるのが順番だと思います。

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