ランクル250は現金・残クレ・銀行ローンどれが得?3年で売る月々シミュレーション

乗り換え・リセール

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前回(年間コスト編)で、リセールが異常に強いランドクルーザー250なら、現金で買えば乗り潰しより年14万円安くなる、と分かった。でも――578万円を現金一括で出せる人は少数派だろう。実際はローンを組む。

そこで今回は、ローンで買って3年(車検前)で売ったら、月々いくらで、どの買い方が一番得なのかを計算した。結論を先に言うと、金利の安い銀行ローンで買って、価値が落ちる前に売るのが正解だ。

前提のおさらい:250は「買っても減りにくい」

計算の土台は、250のリセールの強さ。一般車は3年で50〜60%まで落ちるが、250はVXガソリンで2年落ち90%、VXディーゼルで98%(GXディーゼルは99%)。1〜2年落ちでは新車価格を超える例もある。

本記事は前回同様、年1.5万km・3年で4.5万km走る前提で、走行距離を加味して3年後の売値をガソリン85%・ディーゼル94%と想定する(残価率の詳しい根拠は年間コスト編に書いた)。今買えるのはガソリンVX(約578万円)で、ディーゼル(約663万円)は2026年末まで生産停止中だ。

買い方別の月々(ガソリンVX 578万・3年で売る)

まずは買える本命、ガソリンVXで。月々と「車両+金利の実質負担(年あたり)」を並べた。

買い方 月々 車両+金利の実質負担(年)
現金一括 0円 約29万円
銀行マイカーローン10年(年2.0%) 約5.3万円 約39万円
3年残価設定クレジット(年4.9%) 約9.1万円 約51万円

効くのは金利だ。銀行ローンは年2.0%と安く、残クレ(4.9%)より実質負担が年10万円以上軽い。残クレは月々を抑えられるが、金利が高いぶんトータルでは損。リセールが強い車ほど、この金利差が効く

ローンを組む前に、今の車の査定額を頭金に回せないか

残クレやローンの月々を軽くする一番手っ取り早い方法は、頭金を増やすこと。今乗っている車を高く売れれば、その分ローン総額が減ります。ユーカーパックなら1回の申込で複数業者が入札するので、下取りより高値がつきやすい。買う前に今の車の値段を知っておくと交渉が有利になります。

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5年残クレで車検前に売る+ディーゼル+FJ頭金

もっと月々を下げたいなら、5年の残価設定(金利4.9%・設定残価40%)にして、最初の車検(3年)が来る前に売る手もある。残クレ途中でも残債を売却額で清算すれば手放せる。本命ディーゼル(生産再開後の想定)と、いま乗っているFJを売って頭金(買取約100万円)に入れた場合も並べた。

5年残クレ → 3年(車検前)で売却 月々 3年で売った後の手残り
ガソリン(578万)頭金なし 約7.5万円 約111万円
ガソリン +FJ頭金(約100万) 約5.6万円 約154万円
ディーゼル(663万)頭金なし 約8.6万円 約187万円
ディーゼル +FJ頭金(約100万) 約6.7万円 約230万円

分かったことが3つ。

  • 残価が落ちにくいディーゼルは、3年で売っても手残りが大きい(頭金なしで約187万円)。663万円の新車に3年乗って、車検も受けず200万円近くが戻る。銀行ローン(2.0%)で買えば実質負担は年25万円前後=乗り潰し(年58万円・燃料込み)と互角か、やや安い水準になる。
  • FJを売って頭金に入れると、月々が約1.9万円下がる(ガソリン7.5→5.6万円、ディーゼル8.6→6.7万円)。16万km走ったFJが、最後に次の車の頭金として効く。
  • ただし残クレの金利4.9%は高め。手残りだけ見て飛びつくと利息ぶん損をする。

「ランクル250を10年ローンで」はアリなのか

月々を軽くしたくて「10年ローン」を検討する人も多いと思う。実際、支払い額だけ見れば10年ローンがいちばん楽だ。ただ、この記事の結論(安く借りて、5万kmが来る前に売る)とセットで考えると、注意点がある。

10年ローンの途中で売ると、残債が売却額を上回りやすいということ。ローンの元本は最初のうちなかなか減らないのに、車の値落ちは初期ほど大きい。3〜5年で乗り換える前提の人が10年で組むと、売るときに「車を手放したのに借金だけ残る」形になりかねない。

逆に、10年しっかり乗り潰すつもりなら、10年ローンという選択はあり得る。ただしランクル250の武器は「リセールの高さ」なので、その武器を使わない乗り方になる、というのは理解しておきたい。売る前提なら短めのローン、乗り潰す前提なら長期ローン——買い方は出口とセットで決めるのが損しないコツだと思う。

結論:安く借りて、5万kmが来る前に売る

ローンまで含めて計算して見えたのは、リセール思考のいちばん効く形だ。金利の安い銀行ローン(2%前後)で、リセールの強い車を買い、価値が落ちる前に売る。残クレで月々を下げるより、トータルでは銀行ローンが得になりやすい。

しかも年1.5万km走るうちは、3年で4.5万km=査定が大きく落ちる5万kmの節目の直前。車検前に売れば、5万kmを越えて査定がガクッと下がる前に手放せる。タイミングとしても理にかなう。

とはいえ本命のディーゼルは今は買えない(2026年末再開予定)し、残価率は水物だ。任意保険も高い車ほど高くつく。だから飛びつきはしない。でも、年間コストと月々の両方を計算してみて、「乗り潰し一択」ではなくなったのは確かだ。まだ揺れている。

※価格・残価率・金利・燃料価格は2026年6月時点の調査値(残クレ年4.9%・銀行ローン年2%は一例で、車種・販売店・審査で変わります)。残価率は走行距離・市況で変動し売却額を保証しません。本記事は年1.5万km・3年で売る前提です。実際の数字は必ず見積もりで確認してください。

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3年で乗り換える前提なら、今の愛車が「いくらで売れるか」を先に知っておくと、ローンの組み方も判断しやすくなります。

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この記事を書いた人:ゴロウ

40代。8年16万km乗った過走行のFJクルーザーと趣味の車を維持しながら、車の「損得」を実体験で検証しています。カタログの数字ではなく、実際に乗って・払って・整備して分かったことだけを書いています。

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